34人が暮らす渋谷の民家「渋家」に新代表が就任
Posted on 2013.11.29
written by Art.Event

34人が暮らす渋谷の民家「渋家」の6代目代表に齋藤桂太が就任

渋谷で民家の運営を中心にさまざまな活動を行っている「渋家(シブハウス)」の6代目代表に創設者である齋藤桂太が改めて就任した。
渋家は、1つの大きな民家を素材としたコミュニケーションスペースであり、そこに集まった異なるジャンルのアーティストやクリエーターと共にコンテンツを生み出すクリエイティブユニットでもある。2008年にプロジェクトを開始し、3度の引っ越しや5回の代表交代によってコミュニティを拡大させ、現在のメンバーは34人。

活動6年目を迎えるなか齋藤桂太は改めて代表に就任する理由を次のように語る。
「渋家は今まで、コミュニティの“生成”に取り組んできました。しかし、コミュニティの人数が集団としての最小単位を超え、成員同士のコミュニケーションが活発に行われるようになった今、重要なのは既にあるコミュニティが『どのように存在すべきか』だと考えるようになりました。私が改めて代表になるのは、渋家の“代表”という仕組みを、内部に影響を与えるフェーズではなく、外部にアプローチするフェーズに移行させるためです。これからの渋家は家の内部から外部へさまざななコンテンツやプロジェクトを持ち出していきます。つまり渋家は、単一のコミュニティからネットワーク上の1つのポイントへと変化する、ということです。そのための基本的なネットワークを構築し、次の代表へと引き継ぎたいと考えています」

また、メンバーの1人で、渋家の編集長である西田篤史は現在の活動について次のように説明する。
「現在の渋家は、コミュニティマネジメント、イベントオーガナイズ、アートインキュベーションの3つを柱として活動しています。直近の活動では、齋藤桂太が NHK『ニッポンのジレンマ』に出演するなど、新たなコミュニティのプロトタイプとして渋家が評価されたことを受け、これまであまり表に出さなかった生活コンテンツの公開やアーカイブ化を進めています。そのほか、より多くの人と関わることを目的として、イベントの主催や出演を積極的に行っており、12月22日には、毎月22日に開催している『渋家ホームパーティ』を外に拡大させた400人規模のイベントを行います。またアート方面では、森美術館で開催されている『六本木クロッシング』に『全国のディスカーシブ・プラットホーム』として選出されたことを受け、アーティストのメンバーが中心となり、外部の人間も参加可能な“対話の場”である『Shibuhouse Art Secret Meeting』の発足を準備しています」

渋家には、インターネットレーベル•Maltine Records主宰のtomadや、「テラスハウス」に出演し今年は「シブカル祭 2013」や「Girl’s Award 2013」でもおなじみの、ちゃんもも◎などが在籍しており、今後、異なるジャンルのアーティスト、クリエーターのコラボレーションから、どのようなコンテンツを生み出していくのか期待される。

また、今年2月「文化庁メディア芸術祭」に“インターネットおじさん”として参加するなど、自身もパフォーマーとして活躍する株式会社渋家代表取締役社長の山口季邦が、これからの渋家の未来について話してくれた。
「渋家は引っ越しを重ねることでコミュニティを拡大させ、現在も次の引っ越しを計画しています。ただ、次の引っ越しは渋家にとって大きな転換期となるものだと考えています。これまでは賃貸での引っ越しを続けてきましたが、次の家は購入を視野に検討しているからです。メンバーの人数は現在の3倍の100人、家の大きさは100人のコミュニティが十分に入れる規模を目指す必要があります。また株式会社渋家の企業理念は『文化により多くの資本を』であり、アーティストやクリエーターが好きなことを好きなだけやれる環境を整えることが使命です。将来的にはメンバーと共に国家の枠組みに関わるようなプロジェクトを行って、すべての予算をアーティストやクリエイターに使いきることが目標です。そのために、現在、渋家は“住人”の募集は行ってはいませんが、プロジェクトに参加する“メンバー”は随時募集しています」

今後、予定されている渋家の活動は、11月30日、新代表の齋藤桂太の「ニッポンのジレンマ」(NHK Eテレ)出演、12月20日、インターネットレーベル•Maltine Records主催のイベント「山」(WWW)への協力、12月21日、アートジャーナリズムのラウンドテーブル•CAMP主催のイベント「現在のアート<2013>」(森美術館)への出演、12月22日、毎月開催の「渋家ホームパーティ」を外に拡大させた「渋家ゴールデンマキシマムファンタスティックエクストリームホームパーティー」(風林会館ニュージャパン)の主催、同じく12月22日、森美術館「六本木クロッシング」の関連イベント「ディスカーシブ・プラットホームとは?」(森美術館)への参加、などがある。

また、来年以降も毎月22日に「渋家ホームパーティ」を開催するほか、地下イベントスペース•クヌギで継続してイベントの開催や募集を続けるなど、さまざまな活動情報はリニューアルされた渋家Webサイトにて公開される。
渋家の今後の活動に要注目!!!

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