北沢平祐 or PCP そして、ひかりはゆがみ
Posted on 2013.12.4
written by Art

夢見るような中間色のトーンを活かした独特のイラスト表現が、北沢平祐 or PCP氏の持ち味です。明瞭な言い切り型の描線ではなく、手元でゆるやかにためらうようなドローイング、ふんわりと萌え出るような色づけのセンスは、水溶性のデジタルペインティングとしてマッピングできそうな境地にあります。細かな描き込みの絵でありながら、モチーフの眼すべてに保たれる妖精のごときピュアネスが印象的で、この世の扉を開けた先に、もうひとつの桃源郷の確かな所在をスケール豊かに指し示してみせる北沢氏の絵の核心にもなっています。

彼のユニークな画風は国内外のデザイナーやプロダクションで高く評価されており、Kenzo Parfumsのパッケージを手がける一方、多くの著名作家たちの書籍で装画を担当。2012年の「別冊文藝春秋」の表紙絵でも知られています。

本展は、北沢氏がイラストレーターとして活動を開始して以来約10年にして、初めて国内で開くもの。これまでの彼の絵画世界を一望できる構成としつつ、コミッションワーク以外の作品を発信するものとなります。光の力を主題にしたペンとカラーインクによる新作「ひかりはゆがみ」シリーズ26点を中心に、大小の水彩画やジークレー作品、立体作品「ポップアップボックス」(ポップアップクリエイター 安友伸吾氏との共作)を展示・販売いたします。また、会場ではミュージシャン、マーク・ビアンキ氏(元 Her Space Holiday)による本展のためのオリジナル楽曲に包まれる中、トートバッグ、書籍などの関連アイテムも販売いたします。この貴重な機会に、ぜひ足を運んでみてください。

【開催概要】
2013年12月6日(金)- 18日(水)11:00-19:00 毎週木曜休

【ギャラリートーク開催】
2013年12月7日(土)14:00~14:30 入場無料
作品解説=北沢平祐 or PCP 聞き手=若林恵(「WIRED」編集長)

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