リアム・ギリックの個展
Posted on 2013.12.25
written by Art

リアム・ギリックは1990年代に世界的な注目を集めた「YBA (Young British Artists)」草創期のアーティストとして知られ、ダミアン・ハースト、サラ・ルーカス等と共に英国の現代アートの新境地を拓いてきました。
ギリックの作品はすべて「生活を芸術化すること(ギリックにとって、それは理想的かつ人間的な社会生活の実現を意味する)」をテーマとしています。ミニマル・アート、カラーフィールド・ペインティング、オプ・アート等の潮流を自身の制作の土台としながら、より複合的な手法で作品を展開させ、その作品はニコラ・ブリオーのとなえた「リレーショナル・アート *1」を体現するものとも言えるでしょう。

TARO NASUでは2012年に旧作4点からなる個展を開催いたしましたが、2回目の個展となる本展では、ウォールテキスト、プラットフォーム、立体など、新作を含む十数点の作品を展示いたします。画廊における新作発表を含む個展としては、本展が日本初となります。
アルミニウムやアクリルといった工業素材を用いた“手すり”、“ドア”、そして“天蓋(プラットフォーム)”。一連の作品は社会と芸術の共存というギリックの理想を体現すると共に、社会と芸術の架け橋ともなる心理的空間を可視化する装置でもあります。ギリックの展示は、超資本主義の時代に生きるわたしたちが、今後どのような社会構築を目指すべきなのかという普遍的かつ現代的な問題を、鑑賞者に問いかけます。
展示会のスケジュールは12月27日(金)までとなっておりますので、ぜひお見逃し無きよう!!!

*1 関係性の芸術とも訳される。 個々人の内面の表現よりはむしろ、作品と社会との関係性を重視する傾向の顕著な特定の作品群を示す概念。

【開催概要】
リアム・ギリック
「Vertical Disintegration 」
2013年11月28日(木)-12月27日(金)
火-土 11:00-19:00 日月祝 休

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