菅野麻衣子 むすんでひらいて
Posted on 2014.3.21
written by Art

顔のパーツ構成や身体のバランスなど、菅野麻衣子氏の描く少女画にはユニークなトーンがありつつも、どれひとつとして同じ顔はありません。しかも、彼女の王国の住人=少女たちの思わせぶりな表情には、ハレの面だけではない奇妙な影が差込んでいます。シュールで、時にコミカルな可笑しさもあるシチュエーションは、長大な劇から切り取られた一場面のよう。前後にあり得るストーリーを余韻豊かに感じさせ、かすかなペシミズムが見る者の心と溶け合います。少女たちの視線はたいてい宙を漂ったままきらめいていますが、その美は私たちに見えていない真理や神秘を見てしまった畏れに由来するのかも知れません。

アクリル絵具によるオーソドックスな塗りを基調としながら、菅野氏は独自の垂らし込み技法も取り入れて表現の幅を広げており、リズミカルな抑揚のある構図の妙、色彩バランスの巧みな設計もコレクター層から高評価を獲得中。仙台を拠点にして国内外で活発に作品発表を続け、全国各地に支持の輪を広げているところです。

本展は、彼女にとって1年ぶりとなる東京での個展です。三つ編みにした少女たち、手をつないで進む少女たちのシーンなど、「結び」にちなんだ新作群からタイトルに引きました。「そうした結び目にこそ、女の子たちの覚悟や想いが詰まっている」と彼女は考え、想いを紡ぐ様子やそこからの解放を表現した新作を主軸に構成されます。また、最近取り組み始めたヌードシリーズも初めて数点披露される予定です。サムホールサイズからF30号までの大小約40点のアクリル画を展示・販売いたします。また、新作Tシャツやオリジナルトランプなどの関連アイテムも紹介・販売いたします。

© 2014 GALLERY SPEAK FOR

【開催概要】
日時:2014年3月14日(金)- 26日(水)11:00-19:00 毎週木曜休
場所:GALLERY SPEAK FOR

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