天才芸術家、池田満寿夫の未発表原画展
Posted on 2013.7.3
written by Art

画家・版画家・挿絵画家・彫刻家・陶芸家・作家・映画監督など、従来の芸術の枠にとどまらず活躍した天才芸術家・池田満寿夫

池田満寿夫は、1965年ニューヨーク近代美術館で日本人として初の個展を開き、翌1966年32歳のとき、棟方志功に次いで版画家としては最高権威のヴェネツイア・ビエンナーレ展版画部門の国際大賞を受賞。1980年代以降は、テレビにも盛んに出演。人気クイズ番組『日立 世界・ふしぎ発見!』の準レギュラーなどで一般大衆への知名度もアップし、文化人としても活躍した。晩年、陶芸制作に没頭したことはあまり知られていないが、死の3年前に制作した般若心経シリーズは、池田の陶芸作品の中で最高傑作といわれている。私生活では詩人の富岡多恵子と同棲し、バイオリニストの佐藤陽子は内縁の妻として彼と連れ添った。生涯を芸術家として全うしたその経歴は、どこか岡本太郎を彷彿とさせるが、岡本太郎と比べると世間から過小評価されているように思えてならない。

また、小説家としては『エーゲ海に捧ぐ』で、1977年第77回芥川賞を受賞。

本作が掲載された、文藝春秋1977年9月号は100万部の売上を記録している。文藝春秋が100万部以上を記録したのは、『昭和天皇独白録』を掲載した1990年12月号、村上龍の『限りなく透明に近いブルー』が掲載された1976年9月号、金原ひとみの『蛇にピアス』と綿矢りさの『蹴りたい背中』が掲載された2004年5月号であるから、当時どれほど話題になったか想像に難くない。その後、『エーゲ海に捧ぐ』は、池田満寿夫自らの手によって監督され、映画化される。

芸術家として多岐にわたる分野で足跡を残したが、その功績は生前から正当な評価を受けていたとは言い難い池田満寿夫。今回の未発表原画展をきっかけに、改めて自分の目で彼の貴重な芸術に触れてみてはいかが?

『開催概要』
池田満寿夫肉筆原画展 模索の軌跡Facebookページ
主催:山晃株式会社
期間:2013年7月10日(水)~7月15日(月・祝)計6日間
時間:12:00~19:00
場所:六本木ヒルズumu(ウム)
入場料:無料

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